今回は、我が家では推薦入試においてどのように対策したのかを詳しく語ります。
この記事を読むことで中学高校生の皆さんがどのように過ごし、どう対策したらよいのか分かって頂けるのではないでしょうか。
総合型選抜(AO)、学校推薦型選抜(公募制、指定校)どちらにも応用できると思います。
受験生が自分の『好き』を基準に『入試のためだけではない充実した生活(地元暮らし)を送ってほしい』と願って書いています。
推薦入試はあなた独自のストーリーが大事!
息子は小学校から大好きなサッカーを続けていたことは、前回のブログに書きました。↓
息子は中学からヨーロッパのサッカーの研究を始め、高校でヨーロッパに短期留学し、実際にヨーロッパのサッカーを観たりレッスンを受けたりすることで、更に研究を深めることができました。
推薦入試では、これまであなたが過ごしてきた中で生まれた、あなた独自のストーリーがとても重要です。
あなたが、何を感じ何を考えて生きてきたのか。そして、将来どのように社会に貢献したいのか。そのためにどの大学でどの教授のもとで研究を進めたいのか。
あなたの『好き』を突き詰めて考えれば、自ずと答えは出てきます。
あなたのストーリーがブレずに筋が通っていることで、志望理由の説得力が増します。
教科書をしっかりと習得!(あなたの人生のために)
『入試に出るから』『評定のため』『学校側からの評価を上げるため』等の理由で勉強している人は多いと思います。
でも田舎の母ちゃんである私は、こうも思います。
"高校までの教育は人生の柱となる『教養』を身につける。それは、いつか都会に出たときに、世の中を堂々と渡り歩くための強みになる。″
あなたが大人になった時、どんな分野の人達とも物怖じせず、対等にコミュニケーションをとれる人間になる。そのために教科書の内容をしっかりと習得しましょう。
我が家の場合(中学・高校)、教科書の理解を深める目的で、市販の問題集やスタディサプリ、YouTubeを利用しました。
我が家の場合
・国語 学校の授業+市販の問題集+スタディサプリ
・数学 学校の授業+市販の問題集+スタディサプリ
・英語 学校の授業+市販の問題集(英検も含む)+スタディサプリ
・理科 学校の授業+市販の問題集
・地歴公民 学校の授業+市販の問題集+YouTube(ムンディ先生)
・その他の教科は学校の授業(教科書)のみ
あくまでも主体は学校の授業でした。
息子は予習や授業で理解できなかった部分のためにスタディサプリという有名な授業動画を視聴していました。(当時は月額980円)
テスト前は、通学中の車内で復習に使用。
英語では、先取り学習に利用し、高1の段階で高校英語の教科書範囲を全て視聴し終わりました。
高2での留学や英検取得を計画していたためです。
スタディサプリは基礎から難しいレベルの様々なコースがあり、自分のレベルや目標に合わせて視聴できます。
また、共通テストや大学別の対策講座もあり、塾に行けない息子はとっても便利に使っていました。
地歴は、YouTubeでムンディ先生の授業動画を視聴し、ノートを作って基礎固めをしました。息子にとっては、一問一答の問題集よりも自作のムンディ先生授業ノートの方が信頼できるアイテムでした。
ムンディ先生は福岡の公立高校の先生で、純粋に生徒のために動画をアップされています。その数なんと660以上。公務員なのでCMはついていません。ご自分の利益を考えない姿勢には本当に頭が下がります。
ムンディ先生の授業は、とても分かりやすく、以前は教科書の暗記頼みだった科目が動画のおかげで得意科目になりました。
高3になると推薦入試対策と一般入試対策を並行しなければなりません。
基礎学力は必須です。
後で後悔しないためにも、しっかりと取り組みましょう。
早めに志望校を決め準備をする
大学で学び研究したいことが決まったら、なるべく早めに、その学びや研究が可能な大学を徹底的に調べ志望校を決定しましょう。
その際、大学の教授の研究についても論文や出版している本を読んで詳しく調べることが大事です。
そうすることで、なぜその大学でなければならないのかが明確になります。
推薦入試では、各大学から独自の課題が出ることが多く、クリアしなければならない評定値や、取得しておかなければならない検定等もあります。
遅くても、高2の夏頃までには志望校を絞り、計画的に準備を進めましょう。
我が家も息子が高校2年生の夏頃には、だいたい決めており、関東で留学前の集会が開かれた際に志望校も見てきました。
オープンキャンパスに行くことで、教授や先輩に会え大学について細かい質問もできます。
ですが、我が家は何回も上京出来るほどの予算は無かったので、ついでに立ち寄ることしかできませんでした。
それでも、実際に普段の大学を見ることで学生生活をイメージでき、本人は満足していました。
大学の選び方
・インターネットや学校配布の雑誌で自分の学びたいことや研究が出来る大学を探す
・大学のパンフレットやHPを隅々までよく読む
・希望する大学の学部学科の教授がどんな研究をしているのか、発表している論文や出版している本を読んで詳しく知る。
・学費や寮費、または家賃、生活費等の金銭的な面で入学が可能か、家族で話し合う
・出来れば、実際に大学に行き雰囲気を知る(オープンキャンパスでなくても良い)
志望校に合わせた推薦入試対策をする
各大学で選抜試験の方法が違います。しっかりと募集要項を読み対策しましょう。
(要項がまだ発表されていない場合は直近の年度のものを見て参考にする。変更になる場合もあるので要注意)
主な推薦入試の試験内容
・高校の調査書
・検定資格、志望理由書、自己アピール
・大学からの課題、レポート、プレゼンテーション、資料
・学科試験、小論文試験、面接...等々
大学によっては、かなり早い段階から取り組む必要があります。
何度も言いますが、小・中学生から自分の『好き』や世の中の問題に興味を持って突き詰める(研究する)習慣をつけておくことをお勧めします。
我が家の対策
・英検→問題集
・小論文→Z会の小論文講座、学校の先生による添削
・大学からの課題や志望理由書等→インターネットで調べて参考にした
・面接→学校の先生による指導
英検等の資格は、高3の始め頃までに取得しましょう。それ以降になると、推薦入試対策と一般入試対策で大忙しです。パニックにならないように計画的に取得しましょう。
小論文対策は、高2の終わり頃から取り組んでいます。Z会の通信教育がとても役に立ちました。基礎的な問題から始まり、慶応、早稲田、東大、京大等の難しい問題を解くことで、本番も落ち着いて書けたようです。
添削も赤字でびっしりと書かれているので驚きました。また、Z会の小論文講座は、添削のたびに志望校の合格率を出してもらえるので、励みになり、息子は返信を楽しみにしていました。
それから、学校の先生方にも大変お世話になりました。先生方は小論文や面接指導が的確で過去問の対策についても親身になって相談に乗って下さいました。
夜遅くまで残ったり休日も出勤したりしてご指導下さった先生方には、本当に感謝しています。
"入試は団体戦だ”とよく言われます。
先生と生徒、保護者が一体となり、クラスや学校全体で戦っていることが、よくわかりました。
皆さんも学校の先生を頼りましょう!!(先生、お忙しいのにすみません)
以上が我が家の推薦入試対策です。
長々と書きましたが、参考になりましたら幸いです。
ここまで読んで下さりありがとうございました。