こんにちは。
今回から我が家の大学入試について語ります。
我が家の経験が、推薦入試を検討している方々のお役に立てれば幸いです。
子どもは公募推薦入試を希望した
タイトルにもある通り、子どもの利用した入試方式は公募制の推薦入試です。
公募推薦(こうぼすいせん)とは推薦入学の方法の一つであり、大学・短大・専門学校が一定の条件の下、全国の高等学校を対象に面接、小論文、学力試験などを課して合否を判定する入学試験の制度の一つ。指定校推薦と異なり、大学が求める出願条件を満たし、高等学校長の推薦があれば出願できる。原則として現役生が対象ではあるが、浪人生も受験が可能な学校もある。 引用元:Wikipedia
なあんだ...
すいせんかあ...
そう思った方も多いでしょう。でも、もう少しお付き合い下さい。
私自身も、推薦入試に多少戸惑いはありました。
だって、さんざん馬鹿にされてますね。
『ワカ○テTV』さんに!
(ちなみに、子どもが以前、大学近くでロケ中の高田ふ~みんさんに遭遇。
紳士的な優しいお兄さんだったと言っていました。)
人生の中の大きな山場の一つと言っても過言ではない大学入試。
(入試はただの通過点、そういう考え方も好きです…)
どんな結果であろうとも、一般入試で戦わないと、『やりきった!』という充足感を味わえないのではないか…
推薦は、楽して入学している…そんな意見があるのも事実です。
しかし、子どもの希望は、
『公募推薦入試を利用し、これまでの努力や経験を武器に戦いたい』でした。
田舎でも出来る!
子ども自身が頑張ってきたこと
『小学生になったらサッカーをやる!』息子は幼い頃から公言していました。
地元のサッカー少年団に加入し、いつも友達とボール蹴り。
とってもサッカーが大好きなチビッ子でした。
でも、あまり上手ではなく...試合に出れないことも、しばしば・・・
『試合に出たい…』そう言う息子に、
『なりたい姿があるなら、努力してほしい』
そんな思いで、私は息子の自主練習に付き合いました。
『練習しなさい』『努力しなさい』と口先だけで言うようなことは、したくなかったのです。
この親子の自主練は、高校まで続きました。
中学生になると、より高いレベルを目指し、車で往復3時間程かけて、隣の市のクラブチーム通い。
そして、この頃からインターネットで、プレミアリーグやブンデスリーガ等の欧州サッカーを観て、細かくノートに記し研究するようになりました。
息子の通うクラブチームではサッカーの強豪校を目指す選手が多い中
『高校生になったら、ヨーロッパにサッカー留学して、この目で世界のレベルを確かめたい』
と言い、私は直ぐに、なるべくお金をかけずに留学出来る方法はないか調べました。
高校は、通学に車で1時間程かかる島内の公立高校に進学し、そして、文科省の留学プロジェクトに合格。
奨学金を頂き、自分の力で留学の夢を叶えました。
それまでは、田舎暮らしで、バスも電車も一人で乗ったことが無い息子。
憧れの留学を経験し、帰国した時の自信に満ちた満足気な笑顔を今でもはっきりと覚えています。
さて、大好きなサッカーを続けてきた息子ですが、『好き』ではないけれど、息子なりに努力してきたことがあります。
それは、勉強です。当然ですね。
遠距離のクラブチームや高校に通いながら、時間を作るのはとても大変でした。
それでも、参考書やYouTube、オンライン授業等を組み合わせてコツコツ勉強していたので、高3時の評定は充分でした。
加えて、英検準一級も取得。
進路を決める高3の夏までには、将来の夢が明確になり、そのための研究ができる大学を志望校に決めました。
これまでの流れを簡単に説明すると
好きな事を発見し打ち込む(研究する)→地頭を鍛える
↓
好きな事を通して成長する
↓
好きな事を通して世の中の課題に気づく
↓
将来その課題を解決できる人になりたい
↓
そのための研究が出来る大学を探す
↓
進路決定
あなたの『好き』なことは何か。
虫が好き、花が好き、電車が好き、日常にある『好き』でOK。
できれば幼い頃からアンテナを張り、その『好き』なことを通して、
努力や継続する力、感謝の心、課題に気付き考える力を育む。
そうすると、例え大学進学でなくても、自分の道を迷わないですね。
お金をかけなくても研究は出来るし、留学やスポーツ等の実績も無くて大丈夫。
全部無料とまではいかないけど、あまりお金をかけなくても活動できる何かが、あるはずです。
そして勉強も頑張る。これが大事。
公募推薦入試は、不合格の可能性がある推薦入試。学力があると、一般入試に切り替える際に助けになります。
また、学力があり、早くから準備にとりかかれば、海外の大学進学も視野に入ってきます。
昨今は、推薦入試専用の塾もあり、利用する方も多いと思います。
田舎に居ると、塾や予備校が無く、全てにおいて不利に感じて悲しくなることもあります。
でも、どんな小さな事でも『好き』を通して、心と頭を鍛えたら、後は一貫した自分の考えを入試で表現するだけです。
推薦入試、AO入試で大学側が求めているのは、学力もさることながら、あなたの持つ個性的なストーリーと能力なのではないでしょうか。
努力は必要。でも小手先のテクニックは不要です。
長々と偉そうに書いてしまいました。
次回は我が家の推薦入試対策について語ります。
ここまで読んで下さり、ありがとうございます。