先日、一人暮らしの子どもから「熱があって具合が悪い」と連絡がありました。「多分、流行り病に感染しているかも」と思い、遠隔で色々と対処しました。今回はその時の様子を語ります。回りの方々に親切にしていただき本当に感謝しています(涙)
息子から「熱が出て具合が悪い」と連絡
先日、夜の8時過ぎに一人暮らしをしている息子から「喉が痛いなって思ってたら熱が出てきた。」と連絡。聞けば仲の良い友達が陽性だそうで、ほぼあの流行り病で間違いないと思いました。
いまだに陽性になる人を悪人のように言う人がいるのも事実。
息子にうつったことで、友人は「悪いなあ…」って思っているかも…
普通に学生生活を送っているだけの子ども達に罪悪感なんて持ってほしくありません。だから私は肯定しました。「なってもOK。大丈夫よ」と。
連絡が来た時点で熱は38度。前に持たせたカロナールは行方不明。
普通の風邪の時と全く同じ感じというので、「熱いお湯を飲んで布団をかぶり暖かくして」と指示して様子をみることにしました。
その間、近い病院を探し役所の相談センターの電話番号を確認。何かあったらすぐに行動できるように準備して、その夜は寝るように言いました。
大家さん、お巡りさん、ありがとう
翌朝、熱と体調を知りたくて息子に連絡するけれど、全く何の返答も無し。「まあ、ワクチン2回打ったし、今回流行ってるのは比較的軽症らしいし、大丈夫でしょう。」と思って始めは気になりませんでした。
でも2時間たっても3時間たっても連絡がつかない...
息子は幼い頃から、貰えるものは何でも貰うタイプ。それは、物のみならず風邪でもインフルでもノロでも。そして40度の熱が出ることも度々ありました。
私の頭の中はもう、高熱で苦しむ息子のイメージでいっぱいになり、どうしよう、どうしよう、と怖くなってしまいました。
あまりに怖くなったので主人に話すと、すぐに職場から家に駆けつけてきました。
息子の居るマンションの大家さんはご高齢なので、息子の部屋に入るのは心配です。でも、相談できるのは大家さんしかいない。
申し訳なかったけれど電話をかけて「息子に会わなくても良いからドアのチャイムを数回鳴らしてほしい」とお願いしました。
大家さんは、熱があることを伝えているにもかかわらず、快く引き受けて下さいました。
…しかし、それでもなかなか息子と連絡がつかない。
これ以上、ご高齢の大家さんにご迷惑をおかけするわけにはいきません。主人と私は悩み抜いた末、息子宅近くの交番に電話して相談しました。
主人が交番のお巡りさんに事情を説明しているその時に、やっと息子から連絡が…
なんと爆睡していたとのこと…どれだけ心配したと思ってんのか…(怒)
お巡りさんに、連絡がついたことを丁寧に謝ると、「心配なことがあったら、また電話してください。いつでも確認に行きますから」とおっしゃって下さいました(泣)
息子が言うには、大家さんも危険をかえりみず息子がドアを開けるまで鳴らし続けてくれたそうです(泣)
お巡りさん、大家さん、離れている親の気持ちを理解して頂き息子を心配して下さったこと、本当に感謝しています(泣)
ウーバーイーツ配達パートナーさん、ありがとう
やっと連絡がついた息子の熱は37度5分、爆睡のおかげか下がっていましたがダルさが強いと言うので受診することにしました。
しかし、この時点でお昼ごろ。案の定すでに予約は埋まり、病院からはまた明日電話して下さいとのこと。
区の相談センターに電話しても繋がらず。
感染者急増中で重症者優先ですから当然です。病院の方々、区の相談センターの方々のお忙しさは容易に想像つきます。
次の日ようやく受診でき、判定の結果はやはり陽性でした。
息子の家にはラーメンしか無いけれど、陽性だから買い物にもいけない。
ダルさの強い息子に何か温かいものを食べさせたいけれど、陽性だから誰にも頼めない…
とその時ふと思いついたのが、ウーバーイーツ。うちは男子だから知らない人が配達にきても大丈夫だろう。
都会で暮らす人にとっては当たり前のウーバーでも私たち田舎の人間には無縁の存在。いや、憧れの存在。「ウーバーイーツしよう!」と一度は言ってみたかった。
こんな遠い離島から注文できるのか不安でしたが、試しに発注してみると、ちゃんと注文でき、あっという間に息子宅の玄関前に置き配。写真も送って下さいました。
とーーーっても感動!!!
受け取った息子からのありがとうLINEの涙マークを見たとき、具合悪くて辛い息子の気持ちが伝わりこちらも涙。。。
配達のお仕事をしてくれる、お客さんのために走り回ってくれる、あの方たちのおかげで、具合の悪い息子に温かいご飯を食べさせることができました。
ウーバーイーツの配達員さん、親の心も温かいご飯と一緒に届けて下さりありがとうございました(泣)
また何かあったら、遠く離れた島から注文しますね。これからもどうぞよろしくお願いします。
ここまで読んで下さりありがとうございました。